宇宙遊泳 [science]

命綱解き放ち
青い宇宙に滑り出す

吐く息の音だけが
ヘルメットに響いてる

あの緑色の大地に咲いた
小さな火が戦争の
あかりだね

地球の裏側に
大きな太陽が昇る




冒険王

冒険王

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ソニーレコード
  • 発売日: 1994/11/02
  • メディア: CD





時々、
何か得体の知れないものに
押しつぶされそうな圧迫感を感じる。
そんな時に聴きたくなるアルバム。
南佳孝「冒険王」。



心が、ふぅっと楽になるような気がするのは、
広い宇宙の真ん中でたったひとりぼっちでも、
生きていることは否定できないのだ、と感じるから。



1969年生まれ。
子供の頃から、何度も言われ続けてきたことは、



「君たちが大人になる頃には、誰でも月旅行に行けるようになるよ。」



そして、大人になった、今。
現実は、
行きたい場所に行きたいという欲望は、脳の中ばかり駆け巡って、
実際に何処にも行かなくても、
何処にでも行ったような満足感を得られる時代になった。



本当に宇宙に行く人は凄い、とテレビの前でぼんやりと思う。
この画は本当のことなんだろうか、と、
どうして、自分は、この画を、暖かい部屋で見ているのだろうか、と、
そんな自分を見てる、もう一人の自分が、そこにいる。



真実が、よくわからなくなる瞬間、かもしれない。。。



宇宙飛行士が、どこの国籍でも、
男でも、女でも、
妻だろうと、母だろうと、
どうでもいいのに。
「宇宙に行ってみたい」と、強い信念を持ち、人一倍努力を重ねた人だけが、
本当に自分の目で、宇宙から地球を見られる。



真実。
本当のこと。



本当のことを、自分の目で、耳で、匂いで、味で、触感で、
そして、六つ目の感覚で、感じることが、
この先、自分の生涯の中でどれだけあるだろう。
アタマばかりが、先へ先へと走りたがるけれど、
その中に、どれだけのしっかりとした真実があるのか、



時々、篩にかけてみないと、と思う。

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