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イージュー★ライダー [mind]


イージュー★ライダー

イージュー★ライダー

  • アーティスト: 奥田民生,東京ムービー企画部
  • 出版社/メーカー: SME Records
  • 発売日: 2005/03/24
  • メディア: CD



僕らは自由を 僕らは青春を
気持ちの良い汗を 決して枯れない涙を

幅広い心を くだらないアイディアを
軽く笑えるユーモアを うまくやり抜く賢さを

眠らない身体を すべて欲しがる欲望を
大げさに言うのならば きっとそういう事なんだろう






名古屋は、停電もなく、落ち着いている。


群馬の私の実家は「計画停電地域」で、
いつ停電になるのか、その日にならないとわからないそうだ。
電車は間引き運転だったり、ある路線などは全くの運休。
工場はもちろん、会社なども仕事にならない。
家庭にいても、改めて気付けば使えない道具ばかり。
公共施設も、ガスも水道も電気制御だったりして、トラブルが続出。
一方のガソリンは、先週くらいから十分に入る様になったそうだけれど、
その前までは、いつ給油が出来るのかもわからないような状態。
暖を取るにも、灯油も買えないし。


本当に、電気や石油が、いかに生活に密着しているのか、
身をもって体感している人が多そうだ。


♪テレビもましてやビデオなんていりません、ノンノン~


などと言えるのも、普段はどっぷりとお世話になっているからこそだよね。



日本のような地震大国には原発は向かなかったのかもしれないね、と思いつつ、
今まで通りの生活を維持するためには、原発で作った電気が必要だと思う。
火力発電所を増やして、CO2をガンガン排出する?
山を切り崩してダムを造る?
環境のために止めよう、って言ったのは、この前までの僕たち自身じゃないか。


原発反対派が増えているらしいけれど、
生活が不自由になれば、きっと、だんだん記憶は薄れてしまう。
自分さえよければ、なんて、大きな声では言わないけれど、
自分が可愛いのは人間の本能。
だったら、より知恵を絞って考えようではないか。
何が本当に大切なのか。


テレビで、ある企業の社長さんが言ってたのが良い言葉だな、と思った。


「無駄なことはしない。必要なことはする。」


果たして、何が無駄で、何が必要か、ってこと。
ひとりひとりがよく考える。
原発の被害の問題は、日本全体の問題で、
国民全員で、傷みを分け合わなければならない。
これから100年先まで、ずっとずっと、みんなで傷みを抱えて生きていくのだよ。
もうそれしか術がないのだから。


「日常に戻らなければならない」って言っている人がいた。
国民ひとりひとりが出来ることは、しっかりと日常を過ごすこと。
働ける人は働き、働けない人の生活を支えること。
テレビの前で泣いているのでは、あまりにも生産性がなさすぎる。


私は、自分の生活を真摯に送ってゆくこと。
無駄なことはしない。
必要なことはする。
100億円も寄付できないけれど。
被災地に行って炊き出しすることはできないけれど。
これから先も、長いスパンで、私の出来ることをしようと思う。

ニッポンのヒール [children]


世に万葉の花が咲くなり

世に万葉の花が咲くなり

  • アーティスト: 桑田佳祐,TOMMY SNYDER,小林武史,SOUTHERN ALL STARS
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 1998/05/21
  • メディア: CD





大阪の児童虐待死のニュースに憤っている。
聞けば聞くほど酷い話で、あまりにも残虐。
こんな母親、生きている資格はない。
室温40度以上のワンルームマンションに、
水ひとつなく閉じ込められ、
同じ苦しみを味わえばいい。
どれだけ反省しても、生きて苦しんで償うと言っても、
人間という生き物はとっても都合がよくて、
いずれ傷は治ってしまうし、記憶も薄れてしまうのだよ。
ただ、死刑という罰が絶対、と思っているわけではないのだけれど。
難しいね。



「こども手当て」の上乗せ分は今後も支払われないことが決まったらしい。
扶養控除がなくなることにより、
年収700万円以下の家庭は、
手当支給以前より高い税金を払うことになったそうだ。
結局、増税されただけという結果。
それでも子供のいない扶養家族を養う家庭は、
さらに大変なわけなのだから、
ありがたいと思え、という空気がアリアリと漂う。



この政策。
結局は、妻だって働けよ、という風に思えるわけで、
専業主婦なんて許さん、という感じにも思えてしまうわけで、
果たして、家族って何なの?
結婚って何なの?
だったら、パートナーとして同居して、お互い働いて、それぞれ税金はらって、
子供が生まれたら母親の扶養にいれて「母子加算」もらった方が得、って事なのですか?
総理、教えてくださいよ。



妻をしながら、母をしながら、働く素晴らしい人材は沢山いる。
それでも、そこには余裕があるか、といったら、
もちろん経済的には余裕はあるかもしれないが、
時間や、精神的には、余裕のない生活であることは間違いない。
子供というものは本当に手がかかるのだよ。
何が一番大変、って、
ダンナが嫌いになり、一緒に暮らせない、もうこんな生活は沢山だ、と思ったら、
「離婚届」一枚ですぐにそこから開放されて、知らん顔できるけれど、
母親には一度なってしまったら、「離縁届」一枚でサヨウナラ、というわけにはいかない。



そして。
ごく小さい頃から、
働く母の立場を理解して大人にならなければならない子供の世界は本当に健全なのか、と私は疑問に思う。
子供が子供でいる時間など、ほんの10年ちょっとしかないのに。
子供は非力で、大人の事情には逆らえない。
どんなに横暴な大人のワガママも、
ただ受け入れるしか、
生きてゆく術はない。



「ただいま」と帰ってきたときに待っている人がいるだけで、
どれだけ安心するものだろう。
そんなの当たり前の人には全く気づかないことなんだけど、
そういうことが一番大事だと思うのね。
仕事で疲れて帰ってきた夫が、「ただいま」と我が家のドアを開けたときに、
毎日大好きな妻の笑顔があれば、
「家族っていいな」って、ただ素直に思うでしょ?きっと。



最近、誰かの為に何かをすることが当たり前だということが、
激しく欠落しているように思える。
夫でも、子供でも、恋人でも、友達でも、親でも、隣人でも、同僚でも、クラスメートでも、
愛が足りないのかもしれない。
「親切にして損した」みたいなことを思う、つい打算でものを考えてしまう
2010年のニッポンの薄っぺらさはどうしたらいいんだろうね。

名もなき詩 [mind]

愛はきっと 奪うでも与えるでもなくて
気がつけばそこにあるもの





名もなき詩

名もなき詩

  • アーティスト: Mr.Children,桜井和寿,小林武史
  • 出版社/メーカー: トイズファクトリー
  • 発売日: 1996/02/05
  • メディア: CD





「佐野元春のザ・ソングライターズ」がセカンドシーズンになって帰ってくる!

http://www.nhk.or.jp/songs/song-w/


佐野元春が聞き手となって、ソングライターをゲストに招き、音楽における“言葉”をテーマに、講義形式で対談を行なう番組「佐野元春のザ・ソングライターズ」。 7月から三ヶ月間、6人のソングライターが12回にわたって放送する予定です。




元春さんに「名言だよね!」と言われて、桜井さんはちょっと照れくさそうに、でも誇らしげに笑っていた。
自分の中にあるものを表現したい、という欲望と、
それを形にすることの難しさは、大体の人にわかると思うのだけれど、
そこで「商業」というしがらみがあるのは、プロにしかわからないことなんだよね。
なんで、J-POPには言葉が必要なんだろう。
しかも、1番とか2番とか、繰り返したりするメロディーに違う歌詞を付けなければならないんだろうね。



でも、それって、マジックなんだ!
リピートされて、人の心により深く深く、1回目では届かなかったところまで浸透してゆく感覚。
そして、歌詞があるからこそ、歌詞が違うからこそ、より、細かい部分にまで届くような気がする。



「2番のサビの部分に、その曲の一番伝えたいことを持って行きたいと思っている」



と言った桜井氏は、私の理想だ、と思った。
同じ歌詞を何度も繰り返すことにも、もちろん意味はある。
場合によっては、歌詞なんてなくてもいい?という時もある。

(小田和正さんの回のときもそんな話がでた)

でも、2番の歌詞で「ドキューン!」とハートを打ち抜かれた曲は、紛れもなく自分にとって「特別な曲」になる。



小説にしても、映画にしても、しっかりとした伏線がある作品の方が断然面白いのと同じで、
やっぱり、強い部分や弱い部分や、核となる部分とそれを支える部分と、
5分の歌の中にも、いろんな要素があってこそ、なりたっているのだよね。

2番のサビに一番強いメッセージがある、ということは、
1番のサビですごく重要なことを語っているようでも、それは実は大義名分的な言葉で、
本音は2番のサビなのか?ってことが気になりますよね。



ちなみに、「名もなき詩」の1番のサビはこんな歌詞。



あるがままの心で 生きられぬ弱さを
誰かのせいにして過ごしてる
知らぬ間に築いてた 
自分らしさの檻の中で もがいてるなら
僕だってそうなんだ



どう思います?



そんなことを思いながら、歌詞を読んでいると、学生の頃の国語の試験みたいだな、なんて思ったりもする。(笑)
私は学生の時、国語の授業は好きではなかったけれど、
例えば、その作家のことが好きなら、その人が本当に言いたい部分がどこであるのか、知りたいと思うよね。
そういうことかなぁ。。。?



街の至る所で垂れ流される流行歌は、フルサイズで聴けないことも珍しくない。
「ザ・ソングライターズ」に出るゲストはみんな「プロ」なので、
「商業」というものの話も何度もされている。
つまりは「売れてナンボ」。
インパクトがなければ駄目で、多分、一番、リスナーに届きやすいのは、タイトルと1番のサビの部分で、
それをあえて、自分にとって一番の言葉を2番の歌詞に持ってくるには、
それだけ多くの引き出しが必要、ってわけなんだよね。





人間は本能で音楽が好き。
だから、求めてしまう。
辛く苦しい時も音楽は助けてくれる。



いろんな出来事が波のように押し寄せてきて、苦しくて息ができない。
ゆっくり落ち着いて、波のリズムに合わせて呼吸をすればいいんだよ、と頭ではわかっているのに、
ただただ、パニックになっている。
何も恐れることはないのに、何かに怯えている。
自分で自分のクビを締めているのだ。



わかっていてもできないことも世の中には沢山ある。



それでも、代弁してくれる歌詞があれば、どれほど楽になれるだろう。
歌える歌があれば、どれだけ救われるだろう。

霧雨で見えない [season]


ダイアモンドダストが消えぬまに/松任谷由実

ダイアモンドダストが消えぬまに/松任谷由実

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 1999/02/24
  • メディア: CD







この曲は、1984年の麗美、ハイ・ファイ・セットへの提供曲で、その後にユーミンがセルフカバーをしている、というカタチになっているようでありますが、
個人的には、その3人の中でなら、一番ユーミンに似合う曲だと思っています。



シンガーソングライターとしての松任谷由実の偉大さなんて、
ここで語るものじゃないほど凄いのは誰でも知っておりますが、
「職業作曲家」としてのユーミンが、それと同じくらい凄いものだということも、
もちろん誰でも知っている事実ですよね。
ただ、どれだけのヒットメーカーでも、大体は「そのひとらしさ」という色が強くて、
それが好きか嫌いかはリスナーの選択であり、
その中で、いわゆる「売れる」ということは商才がある、という評価なのだと思うのですが、
ユーミンが他人に提供する曲の場合、
その「職業作曲家」というものが「ユーミン色」とは別にちゃんとあって、
明らかに自分の世界とは違うものを書くから、凄いのであります。
どれだけ引き出しがあるんだよ、と、毎回驚きます!(笑)



歩きだせば 追い越すヘッドライト
長い影 生まれては消えてゆく



私がユーミンの言葉で好きなのは、こういうさり気ない瞬間の描写が鳥肌モノにうまいところで、
巷にあふれる「恋愛ソング」で、心理的な描写が上手な人は他にもゴマンといるのですが、
たった2行で、主人公のその時の心情がぶわっと溢れてくる歌詞が書ける人はあまりいない。



でもやっぱり、ユーミンはメロディーですよね〜。
音符の配列の違いで、喜怒哀楽が変わってしまう、って本当に不思議です。



レモネードの夏 [season]

冷えたレモネード
白いカフェから 揺れる木漏れ日を見たの
あと貴方に逢えれば もうひと足早い夏

木にもたれた貸し自転車
コテージから光を縫って来た
想い出には縛られない
もう恋などする気もない私

少し淋しげな 深い青空が
肩に降り注ぐ避暑地
あと貴方に逢えれば もうひと足早い夏

今は私も二十歳
自由に生きることを憶えながら
一人で生きてる

時が消した 胸の痛み
忘れるのに一年かかったわ
逢いたいのは未練じゃなく
サヨナラって涼しく言うためよ

冷えたレモネード
薄いスライスを噛めばせつなさが走る
あと貴方に逢えれば もうひと足早い夏

揺れる木漏れ日を見たの
あと貴方に逢えれば もうひと足早い夏



渚のバルコニー   (CCCD)

渚のバルコニー (CCCD)

  • アーティスト: 松田聖子,松本隆,松任谷正隆,新川博
  • 出版社/メーカー: ソニーレコード
  • 発売日: 2004/04/14
  • メディア: CD





アイドルには高原が似合う。
イメージは、軽井沢あたり。



聖子ちゃんのシングル曲のB面がとにかく素晴らしい!というのはよく言われる話であるけれど、
私はこの「渚のバルコニー/レモネードの夏」というのが最強だと思っている。



なぜなら、
「渚のバルコニー」では、
「♪ラベンダーの夜明けの海がみたいの」
という歌詞があり、
当然、「レモネードの夏」のイメージカラーは「レモン色」であり、
その「薄紫」と「黄色」のコントラストが素晴らし過ぎるからであります。



先日、NHKで松本隆さんの特別番組があったのですが、
そこでの松本さんがやたらと私好みで(って、なんだか上から目線でスミマセンね。。。(笑))
もう、震えが来ちゃうくらい、
「ああ、もう、私この人好きっ!」
って再認識しちゃったわけであります。



松本隆さんの歌詞には色を連想させるものが少なくなくて、
「赤いスイートピー」然り、「ルビーの指環」然り、
言葉で色彩を表現する天才だな、と思うわけです。



以前「赤いスイートピー」の記事でも書いたのですが、
松本さんは作曲家の方によって少しイメージが違う歌詞を書かれる。

「逢いたいのは未練じゃなく サヨナラって涼しく言うためよ」

この辺りが、やたらと「ユーミン」っぽい。
また、聖子ちゃんの歌い方がたまらなく、いい!



それにしても「レモネードの夏」は美しすぎるな。



レモンという物体の「色」「形」「味」「香り」
全てがあまりにも美しすぎる!

time will tell [children]

Time will tell 時間がたてばわかる
Cry 明日へのずるい近道はないよ
きっと きっと きっと



Automatic/time will tell

Automatic/time will tell

  • アーティスト: 宇多田ヒカル,西平彰,磯村淳,森俊之
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 1998/12/09
  • メディア: CD





頻繁に起こる児童虐待のニュースに心を痛める。
名古屋の天白でのニュースは特にごく近所で、余計に辛い。



私もこれでもいちおう人の親。
だからとて、偉そうに何かを語れたりはしない。



子育ては苦行なんじゃないか。
正直、そんな風に思うこともないこともない。
明日には、自分が、新聞の紙面に載るんじゃないか?
それは、全くないとは、言いきれない部分も否めない。




子供は可愛い。
細胞が新しい、ということは、これほどにも美しいものか、と驚愕する。
この美しさは、どれだけ着飾ったお金持ちの大人も誰もかなわない。
なんとも素晴らしい生き物。



でも。
正直に言ってしまえば、
毎日の生活の中で、「可愛い」と思うのは、2割くらいかもしれない。
子供はペットではないし、綺麗なお洋服ではない。
自分の予想もしないようなことをするし、思い通りにばかりにはならない。
毎日が、ドキドキすること、ひやひやすること、うんざりすること、の繰り返し。



以前、ある人と話したことがある。
「お母さんになるかならないか。」



一度「おかあさん」になってしまったら、もうそれを辞めることはできないのだよ、と。
どれだけ育児が苦行でも、自分には合わないと思っても、
他にもっといい道が見つかったとしても、
お母さんという職業に「辞表」は存在しない。



ただ、だから、お母さんばかりが辛いのか、と言ったら、それは少し違うと思う。
駄目な人は何をやっても駄目なのだと思う。
生きていくと決めた限りは、続けていかなければならないのだ。
もしも私が7年前に「母になる」という選択をしなかったとしても、
やっぱり私は何かを我慢したり、辛いと思ったり、叱咤激励したり、そんな生活なのだと思う。
子供に鍛えられてる部分は大きいとは思うけれど、
結局、生きている限り、基本的な部分は何も変わらないのかもしれない、なんて思う。



明日へのずるい近道はないよ。



どんな人生でも、きっと同じ言葉が響くんじゃないかと思う。




ホタル [science]

正しい物は これじゃなくても
忘れたくない 鮮やかで短い幻



ホタル

ホタル

  • アーティスト: スピッツ,草野正宗,石田小吉,石田小吉
  • 出版社/メーカー: ポリドール
  • 発売日: 2000/04/26
  • メディア: CD





「はやぶさ」が閃光を放ちながら、
地上へと落ちてゆく映像は、
それはそれは美しいものだった。



美しいものは、儚い。



いや、儚いからこそ、より美しいのだよ。
そして、人は、夢を見る。
様々な、想いを、そこに重ねあわせることで、
より自分に近い方へと引き寄せようとするのだ。



マンガ「ハチミツとクローバー」でおなじみの羽海野チカさんのツイッターで盛り上がっていたのだけれど、
今回のこの「はやぶさ」の映像にもピッタリのこの曲、スピッツの「ホタル」が収録されたアルバムは「8826(ハヤブサ)」という。
なんという偶然!



ハヤブサ

ハヤブサ

  • アーティスト: スピッツ,スピッツ,草野正宗,石田小吉
  • 出版社/メーカー: ポリドール
  • 発売日: 2000/07/26
  • メディア: CD





「はやぶさ」は、打ち上げてからこれまでずっとトラブル続き。
こうして無事に戻ってこれたことが奇跡のようなもの。



私が仕事をしていた頃、しつこいほどに叩き込まれたことは、「PDCA」であった。
「PLAN」→「DO」→「CHECK」→「ACT」→「PLAN」→・・・
カタチのないものを図式化するのはとても難しい。
でも、これはすべての物事に通じることなのだと思っている。
やみくもに石を積み上げても、高い塔は作れないし、
また反対に、ひたすら計算ばかりしていても、高い塔は作れない。
そして、そこには常に「失敗」と「改善」が付きまとう。
どこにいっても、「完璧」なことはないのかもしれない。



難しいねぇ。。。



終わりよければ全て良し、と纏めてしまうにはあまりにも惜しい。
失敗も、困難も、そして、それに対して頭を悩ませ努力したことも、
すべての過程ひとつひとつすべてが集まって、あの光なのだと思う。



人間もね。
積み重ねてゆくものなのだな、と最近になって気付く。
イキナリ何かになるわけじゃなくて、
日々、藻掻きながら足掻きながら、やってきたことすべてが、
ちょっとずつ積み重なって今があるのだな、と思う。
そこには、自分では認めたくない「無駄なもの」も混ざっていて、
でも、それも今の自分のパーツなんだろうね。



生まれてから死ぬまでのノルマを片付けながら。



時々、面倒臭いなぁ、とか、思いながら。(笑)



あと少しの道なのか、まだだいぶあるのか、わからないけれど、
時々、こうして、美しいモノに引っ張られながら、
マイペースに歩いていこうと思う。

おかしな2人 [season]

思いがけない五月の通り雨
少しだけ 思う あなたを
水溜まりで 跳ね回る子供たち
少しだけ 思う あなたを
私なりに



ザ・ベリー・ベスト・オブ・ユニコーン

ザ・ベリー・ベスト・オブ・ユニコーン

  • アーティスト: 阿部義晴,手島いさむ,奥田民生,堀内一史,川西幸一
  • 出版社/メーカー: ソニーレコード
  • 発売日: 1993/11/26
  • メディア: CD





たとえ勝てはしないゲームでも どうにかなるの



あっという間に桜が散った。
ハナミズキも散った。
新緑がまぶしい。
ああ、もう6月か・・・。


・・・・・



日常は、コチラが何もしなくても、流れてゆく。
ゆっくりと、か?
それとも、もの凄いスピードで、か?
日々、何かに流されてると感じながら、
それでも、どうすることもできない自分がいて、
足掻くわけでもなし。
「乗る」わけでもなし。



何のために、とか、どこに向かって、とか、
そういうものがないと、辛くなってしまう。
目の前にある小さな段差を超えるだけでもいいから、
何か「やらなければならないこと」があった方が、
生きてる感じがする。



「たとえ勝てないゲーム」でも、やった方がいい。



そういうこと。かな?



名古屋に越してきて、2ヶ月。
名古屋はいい街だと思う。
活気がある。
人も沢山いるけれど、緑も沢山あって、
街が「生きてる」感じがする。
すばらしい。
短い一生のうちに、ここにくるチャンスに巡り会えて
本当によかった。



ああー、それから、女子がみんな「可愛い」。(笑)
他県に比べて美形が多い、というのかどうかはよくわからないのだけれど、
(そこは好みだと思うのでね)
色素が薄くて、くるくるしてて、フォルムが丸くて、ヒラヒラしてる。
それが、小さい女の子から、年配のオバちゃんまで、みんなそういう雰囲気がある。
東京には「キリリ」とした美女が多いが、
名古屋には「ふわふわ」としたカワイコちゃんが多いね。



人間ウォッチングもまた楽しい♪

受け入れて [children]


背もたれの助けを借りないで
大きな伸びをした
春が経つ





受け入れて

受け入れて

  • アーティスト: 一青窈,武部聡志
  • 出版社/メーカー: Colombia Music Entertainment =music=
  • 発売日: 2008/01/30
  • メディア: CD






新しいドラマが始まった。
日曜日に放送している、阿部寛さんが出ている「新参者」というドラマがなかなか面白い。



私も、ココでは「新参者」。



大丈夫かな?嫌われてないかな?外れてないかな?と、聊か統合失調症気味。
言葉遣いのイントネーション一つとっても、疎外感を感じることが多々あり。
気にしすぎなのはわかっているけれど、



怖い。



子供は、水のように、純粋で、灰汁がない。
新しい公園にいっても、見ず知らずの子供と自然に遊んでいる。
ウラヤマシイ。。。



とりあえず、なるようになるさ、と、気を楽に。。。



新しい家に面している道路は、桜並木。
八重桜が、美しく咲いていて、歩いていても実に気持ちがいい。
で、小学校1年生の娘は、入学式から毎日、その花の下を通って通学しているわけなのだが、
毎日、うちの郵便受けに桜の花を入れていってくれる、かわいい花運びがいる。



2004yaezakura.jpg



犯人は、同級生。
同じ町内に住む1年生の男の子。



セイヤくん。
君の将来が楽しみだよ♪

宇宙遊泳 [science]

命綱解き放ち
青い宇宙に滑り出す

吐く息の音だけが
ヘルメットに響いてる

あの緑色の大地に咲いた
小さな火が戦争の
あかりだね

地球の裏側に
大きな太陽が昇る




冒険王

冒険王

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ソニーレコード
  • 発売日: 1994/11/02
  • メディア: CD





時々、
何か得体の知れないものに
押しつぶされそうな圧迫感を感じる。
そんな時に聴きたくなるアルバム。
南佳孝「冒険王」。



心が、ふぅっと楽になるような気がするのは、
広い宇宙の真ん中でたったひとりぼっちでも、
生きていることは否定できないのだ、と感じるから。



1969年生まれ。
子供の頃から、何度も言われ続けてきたことは、



「君たちが大人になる頃には、誰でも月旅行に行けるようになるよ。」



そして、大人になった、今。
現実は、
行きたい場所に行きたいという欲望は、脳の中ばかり駆け巡って、
実際に何処にも行かなくても、
何処にでも行ったような満足感を得られる時代になった。



本当に宇宙に行く人は凄い、とテレビの前でぼんやりと思う。
この画は本当のことなんだろうか、と、
どうして、自分は、この画を、暖かい部屋で見ているのだろうか、と、
そんな自分を見てる、もう一人の自分が、そこにいる。



真実が、よくわからなくなる瞬間、かもしれない。。。



宇宙飛行士が、どこの国籍でも、
男でも、女でも、
妻だろうと、母だろうと、
どうでもいいのに。
「宇宙に行ってみたい」と、強い信念を持ち、人一倍努力を重ねた人だけが、
本当に自分の目で、宇宙から地球を見られる。



真実。
本当のこと。



本当のことを、自分の目で、耳で、匂いで、味で、触感で、
そして、六つ目の感覚で、感じることが、
この先、自分の生涯の中でどれだけあるだろう。
アタマばかりが、先へ先へと走りたがるけれど、
その中に、どれだけのしっかりとした真実があるのか、



時々、篩にかけてみないと、と思う。

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