ホタル [science]

正しい物は これじゃなくても
忘れたくない 鮮やかで短い幻



ホタル

ホタル

  • アーティスト: スピッツ,草野正宗,石田小吉,石田小吉
  • 出版社/メーカー: ポリドール
  • 発売日: 2000/04/26
  • メディア: CD





「はやぶさ」が閃光を放ちながら、
地上へと落ちてゆく映像は、
それはそれは美しいものだった。



美しいものは、儚い。



いや、儚いからこそ、より美しいのだよ。
そして、人は、夢を見る。
様々な、想いを、そこに重ねあわせることで、
より自分に近い方へと引き寄せようとするのだ。



マンガ「ハチミツとクローバー」でおなじみの羽海野チカさんのツイッターで盛り上がっていたのだけれど、
今回のこの「はやぶさ」の映像にもピッタリのこの曲、スピッツの「ホタル」が収録されたアルバムは「8826(ハヤブサ)」という。
なんという偶然!



ハヤブサ

ハヤブサ

  • アーティスト: スピッツ,スピッツ,草野正宗,石田小吉
  • 出版社/メーカー: ポリドール
  • 発売日: 2000/07/26
  • メディア: CD





「はやぶさ」は、打ち上げてからこれまでずっとトラブル続き。
こうして無事に戻ってこれたことが奇跡のようなもの。



私が仕事をしていた頃、しつこいほどに叩き込まれたことは、「PDCA」であった。
「PLAN」→「DO」→「CHECK」→「ACT」→「PLAN」→・・・
カタチのないものを図式化するのはとても難しい。
でも、これはすべての物事に通じることなのだと思っている。
やみくもに石を積み上げても、高い塔は作れないし、
また反対に、ひたすら計算ばかりしていても、高い塔は作れない。
そして、そこには常に「失敗」と「改善」が付きまとう。
どこにいっても、「完璧」なことはないのかもしれない。



難しいねぇ。。。



終わりよければ全て良し、と纏めてしまうにはあまりにも惜しい。
失敗も、困難も、そして、それに対して頭を悩ませ努力したことも、
すべての過程ひとつひとつすべてが集まって、あの光なのだと思う。



人間もね。
積み重ねてゆくものなのだな、と最近になって気付く。
イキナリ何かになるわけじゃなくて、
日々、藻掻きながら足掻きながら、やってきたことすべてが、
ちょっとずつ積み重なって今があるのだな、と思う。
そこには、自分では認めたくない「無駄なもの」も混ざっていて、
でも、それも今の自分のパーツなんだろうね。



生まれてから死ぬまでのノルマを片付けながら。



時々、面倒臭いなぁ、とか、思いながら。(笑)



あと少しの道なのか、まだだいぶあるのか、わからないけれど、
時々、こうして、美しいモノに引っ張られながら、
マイペースに歩いていこうと思う。

宇宙遊泳 [science]

命綱解き放ち
青い宇宙に滑り出す

吐く息の音だけが
ヘルメットに響いてる

あの緑色の大地に咲いた
小さな火が戦争の
あかりだね

地球の裏側に
大きな太陽が昇る




冒険王

冒険王

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ソニーレコード
  • 発売日: 1994/11/02
  • メディア: CD





時々、
何か得体の知れないものに
押しつぶされそうな圧迫感を感じる。
そんな時に聴きたくなるアルバム。
南佳孝「冒険王」。



心が、ふぅっと楽になるような気がするのは、
広い宇宙の真ん中でたったひとりぼっちでも、
生きていることは否定できないのだ、と感じるから。



1969年生まれ。
子供の頃から、何度も言われ続けてきたことは、



「君たちが大人になる頃には、誰でも月旅行に行けるようになるよ。」



そして、大人になった、今。
現実は、
行きたい場所に行きたいという欲望は、脳の中ばかり駆け巡って、
実際に何処にも行かなくても、
何処にでも行ったような満足感を得られる時代になった。



本当に宇宙に行く人は凄い、とテレビの前でぼんやりと思う。
この画は本当のことなんだろうか、と、
どうして、自分は、この画を、暖かい部屋で見ているのだろうか、と、
そんな自分を見てる、もう一人の自分が、そこにいる。



真実が、よくわからなくなる瞬間、かもしれない。。。



宇宙飛行士が、どこの国籍でも、
男でも、女でも、
妻だろうと、母だろうと、
どうでもいいのに。
「宇宙に行ってみたい」と、強い信念を持ち、人一倍努力を重ねた人だけが、
本当に自分の目で、宇宙から地球を見られる。



真実。
本当のこと。



本当のことを、自分の目で、耳で、匂いで、味で、触感で、
そして、六つ目の感覚で、感じることが、
この先、自分の生涯の中でどれだけあるだろう。
アタマばかりが、先へ先へと走りたがるけれど、
その中に、どれだけのしっかりとした真実があるのか、



時々、篩にかけてみないと、と思う。

歩いて帰ろう [science]

嘘でごまかして 過ごしてしまえば
頼みもしないのに 同じ様な朝が来る


「歩いて帰ろう」斉藤和義(1994年6月)
作詞、作曲:斉藤和義





群馬県富岡市に

「群馬県立自然史博物館」
http://www.gmnh.pref.gunma.jp/view/servlet/MuseumTop

というところがあって、
私はこの施設を非常に気に入っていたりする。



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巨大な恐竜、動くよ。。。





ここでひとつ、お勉強など。




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ベルクマンの法則
寒いところに住む動物は、暖かいところに住む同種の動物より、一般的に体が大きい傾向があります。
これをベルクマンの法則といいます。
ヤカンのお湯が、茶碗のお湯より冷めにくいのと同じで、寒いところに住む動物も、体を大きくすることで、体温を保ちやすくしているのです。




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アレンの法則
寒いところに住む動物は、暖かいところに住む動物より、一般に、耳や足など、とび出ている部分が少ない傾向にあります。
これをアレンの法則といいます。
寒いところの動物は、できるだけ体の表面積を減らして体温を保っていると考えられます。
ここでは3種類のキツネについて、耳の大きさに注目してください。



「ベルクマンの法則」「アレンの法則」(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87







・・・・・・・・・・。



うん?
「だから、何?」って話なんですけどね。



世の中のいろんなことには理由があって、意味がない。
これ、前にも書いたかもしれないのだけれど、
私はそんな風に思っていて、
何も考えなければ、自然に「そういうもの」だと受け入れて生きてゆくだけだし、
それをわざわざ取り上げなくても、生きてゆけるのだけれど、
「なぜ、今、こういう風になっているのか」ってことを知ることは、
なんだかとてもワクワクするし、面白い!



知らなくてもいいことも沢山あるし。
知らなければよかったと思うことも沢山あるけれど。



朝が来て、夜が来て、月がまた丸くなって、地球は太陽の周りを一周して、
そんなことの繰り返しが続くだけだけど、
少しでも、自分の満足が満たされる出来事が多い方がいいと思う。
他人が計る物差しじゃなくてね。
だから他人から「どうでもいい」と言われても、
「シロクマがマレーグマよりも体が大きい理由」を知りたいと思うことは、
私の人生にとっては、とても有意義なことということなのだと思う。



世の中は変わってゆくから、
時に戸惑ったり、
時に不安になったり、
それは仕方のないことなのだと、思うしかない。



今年もマイペースで行きたいと思います。



どうぞ、よろしくお願いします。

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