赤いスイートピー [partner]
四月の雨に降られて
駅のベンチで二人
他に人影もなくて
不意に気まずくなる
何故 あなたが
時計をチラッとみるたび
泣きそうな気分になるの
I will follow you
翼の生えたブーツで
I will follow you
あなたと同じ青春
走ってゆきたいの
線路の脇のつぼみは
赤いスイートピー
「赤いスイートピー」松田聖子(1982.1)
作詞:松本隆、作曲:呉田軽穂、編曲:松任谷正隆
松本さんの、繊細な心理描写が抜群の歌詞。
ユーミンの、ドラマチックで希望に溢れた旋律。
正隆さんの、美しく華やかなアレンジ。
聖子ちゃんの、切なく伸びやかなキャンディーボイス。
そして、「春」。
全ての要素がベストマッチングな大ヒット曲。
とにかく、「素晴らしい~」の一言に尽きる!!
ユーミンが聖子ちゃんに書いた曲は数多くあれど、
一番最初に書いたのがこの曲。
「風立ちぬ」という独特の大滝ワールドにどっぷり浸かっていた聖子ちゃんを、
みごとにユーミンワールドへ誘うことに成功。
聖子ちゃんが歌うユーミンの曲はほとんどが正隆さんのアレンジであり、
正隆さんの「キラキラ」した音が、
大衆の大好きな「アイドル松田聖子」の世界かなぁ、と。
「ガラスの林檎」や「天国のキッス」を書いた細野晴臣さんも、
キラキラした透明感が独特の世界であるけれど、
ユーミンの書く曲の方が、「小悪魔的」(笑)。
晴臣さんの曲の聖子ちゃんは「女神様」みたい。
面白いなぁ。
面白い、といえば、
財津和夫さんが書く時、アレンジは大村雅郎さんがしてるけど、
ユーミンが書いた曲で、大村さんがアレンジしてる曲がある。
「時間の国のアリス」。
正隆さんのアレンジが光りそうなコンセプトの曲であるけれど、
大村さんの手にかかることによって、また違う雰囲気の曲になってる。
ちなみに、私個人的に大村さんのアレンジで好きな聖子ちゃんの曲は、
「ハートのイアリング」。
佐野元春さんの「SOMEDAY」に似てる。
これ、偶然じゃなくて必然らしい。
などと、「松田聖子談義」をしたいわけじゃなくて。。。
あなたについてゆきます。
「同じ青春」なんていう年でもないんだけど、
「ちょっぴり気が弱いけど素敵な」あなたの、
「翼の生えたブーツ」に、一緒に乗ってゆきます。
あなたのキラキラした夢を応援したいから。
2010-03-02 20:49
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