今だけの真実 [mind]


蒼い波 レースのよう 寄せて散る
心配よ 私よりあなたのことが

そうよ 心から大切よ だから



「今だけの真実」斉藤由貴(1986.3)
作詞:斉藤由貴、作曲:MAYUMI








例えば、そこに硝子の破片が落ちている。
誰かがそれを踏んで怪我をするかもしれない。
でも、誰も踏まないかもしれない。



君は、自分が怪我をするかもしれないというリスクを背負って、それを拾いに行くかい?





父と私は、
お互いを傷付けたくないから、と、わざと斜めを見ているような関係を、
ずっと長い間、続けてきた。
それでも、いつかは、ケリをつけなければならないこともある。



遠くから見れば穏やかに見える海原も、
実際にその中に入ってみれば、波が絶えることはない。



時には、頭上も越えるほどの波に、飲み込まれる。



泣きたくなるほど嬉しいことも、
涙が止まらないほど悲しいことも、
留まることなく、押し寄せてくる。



何もできない無力な私は、
ただ、飲まれることしか出来ない。



とりあえず生きていれば、とか言うけれど、
本当にそれでよかったのかな。
本当は、もっと頑張れたんじゃないのかな。



とにかく。
昨日の電話口の父は、
ただの小さな老人のようで、
私は、それだけで、泣けてきて仕方なかった。



私は、この年になって、やっと父から離れるのかもしれない。



期待させてごめんなさい。
期待に添えなくてごめんなさい。



昨日から、ずっとその言葉だけが頭の中で駆け回る。
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mirai

その気持ち・・・ 痛いほど解ります。

僕も5年くらい前でしょうか、ギクシャクしていた親との関係が何とか改善し、今では昔のままの親子関係になりました。

でもそれまでには10年以上も時間がかかりましたけど・・・
軽々しいかも知れませんが、チハルさんもきっと絆を取り戻す事が出来ると思います。



by mirai (2010-01-19 12:38) 

チハル

miraiさん、こんにちは。
コメント&nice!ありがとうございます♪

私たち親子は、面と向かい合わないことでバランスが取れていると思っていたのですが、一生ずっとそのまま、というわけにはいかないのですよね。
辛く悲しいことですが、もう仕方のないことです。

父の気持ちは全てわからないし、私の思い上がりかもしれないのですが、ただ、私は父にとって、永遠に「理想の娘」でありたかった。
って、思うだけじゃダメなんだけどね。。。(笑)

ゆっくり時間をかけて、また穏やかな関係に戻れるように、頑張ります。
by チハル (2010-01-19 15:26) 

みやもっち

「理想の娘」ですか・・・。
あれこれと考えなくても親は親。それが現実だなぁ。

難しく考えることはないと思う。
難しいことだとは思いますが。
無理せず肩の力を抜いて話し合ってみてほしい。
by みやもっち (2010-01-22 23:52) 

チハル

みやもっちさん、こんにちは。
コメント&nice!ありがとうございます♪

確かに。
今、私もヒトの親になって、自分の娘に何か特別なことを望むか、って言われたら、実は何も望んでいないのだよね。
娘が幸せであればそれでいい、って心から思うし、きっと私の父も、同じような気持ちでいるとは思う。
それでも娘としては、もっと何かしてあげられたらよかった、と思わずにいられない、というか、どうしたらいいのか、って思っちゃうのかもしれない。

ムズカシイな。。。(苦笑)
by チハル (2010-01-25 11:34) 

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