未知標 [mind]

静かな夜に 流れる調べは
遠い昔に 母が歌う子守唄に似て
想い出たどる まどろみの中から
深い眠りの中に誘う 夢の未知標

Remember 気がつけば
幼い日の心を忘れて
いつか移りゆく時の中に
染まってしまう

青い波の向こう側に
七色の虹があると
信じていたあの頃の
私はどこに


「未知標」あみん(1982.7.21)(「待つわ」c/w)
作詞、作曲:岡村孝子




P.P.S あなたへ・・・

P.P.S あなたへ・・・

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 2007/12/19
  • メディア: CD










日々の喧騒に流されて、時々、自分の中でいろいろなものが滞る。
自分らしく、まっすぐに生きていきたいという「理想」と、
気付けば小さな嘘をついている自分がいる。
考えても、考えても、上手な生き方がわからない。
いつも、小さな決断ですら、迷いの渦の中にいる。



ある時、「パニック障害」という疾患に陥った。
20代後半のときのことだった。
自分の存在意義に悩み、将来が見えず、
何もかもが中途半端で、精神的に追い込まれてしまったのだと思う。
最初はその病名に気付かず、やがて、そういうものだと認識するのであるが、
その時は、疾患の名称などどうでもよかった。
誰かと同じでも、独りきりでも、どうでもよかった。
そのくらい、追い込まれていたんだと思う。



病院というのは、何とも恐ろしく、便利なところで、
「頭が痛いんです」といえば「頭痛薬」をくれ、
「お腹が痛いんです」といえば「腹薬」をくれる。
「情緒不安定なんです」といえば「精神安定剤」をほいほいと出してくれるわけであるが、
それをもらったことで「助かった」と言う風には思えない。
やがて「精神安定剤」にすら、追い込まれるようになる。
常に「死んでしまうかもしれない」という不安感が拭えず、
爆弾を抱えて歩いているような状態だった。



「鬱」の時は、「いっそ死んでしまいたい」と思うのに、
「パニック」の発作の時は「死にたくない」と思うのだ。



面白いね(笑)。






果たして、私はブログに何が書きたいんだろう。



誰かに何かを伝えたいわけではないのだ。
過去の栄光を自慢したいわけでもないし、
過去の失態を懺悔したいわけでもない。
このまま、独りで胸の奥にしまいこんで、
何もなかったような顔をして、雑踏に埋もれていれば、
何も怖いものなどない。きっと。
でも。



ここのブログには本当のことだけ書こうと決めている。
だから、過去も、現在も、未来も、ありのままを書こうと思っている。



さまよいの果て波は寄せる [mind]

ここ1ヶ月くらい、
答えの出ない問題があって、心がワサワサしていて、落ち着かない。


いろんな「もしも」を考えても、
何一つ、ぴったりと自分のビジョンにはまるものがなく、しっくりしない。


若くないからなんだろうか。。。(汗)




Image088.jpg




とりあえず、昨日、ユーミンのライブDVDを観て、
ユーミンのようなカッコイイルックスを目指してみよう、と思った。


ダイエットに励むぞ!(笑)


心が健康であれば、どんな困難も乗り越えてゆけるだろう。


まだ、心穏やかに、寄せる波を見ることはできないけれど。




悲しいほどお天気

悲しいほどお天気

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 1999/02/24
  • メディア: CD






恵みの雨 [mind]

一日中働きづめでさすがに気が滅入った
終わりがないようなそんな気がして
空を蹴った
我が道を行け
我が道を行け
何気ない 明日への不安に
望みの雨が降り注いできたよ
答えはまだなくていい
錆びてる心に火をつけて
Shalalalala
我が道を行け


「恵みの雨」佐野元春(2004.7)(アルバム「THE SUN」収録)







最近、いろんなことが辛く、重い。


どれだけ自分が駄目かなんて、
これまでの人生で、イヤというほど分かっている。
駄目なら、それなりに努力をしなければいけないのもわかっている。
だけど、体は動かない。
頭で思うことは空回りばかりで、キリがない。


きっと、この先もずっと、こんな風に思い悩んでばかりなんだろうと思う。


自分は弱い人間だから、
苦しくなるとすぐに穴を開ける。
だから、あちこち、穴だらけ。
でも、穴があるからこそ、滞らない、ということでもある。
行き詰ったものが溜まって、爆発することがないんだと思う。


そうやって自分と向き合ってゆくしかない。


この愛すべき人生。。。

ボーイの季節 [mind]

皮の鞄ひとつだけなの
貴方の記憶が唯一の地図よ
空が金色に染まる時
それまでにきっと約束のsunset



「ボーイの季節」松田聖子(1985.5)
作詞、作曲:尾崎亜美






そう。
言葉なんて、流れていってしまう。
どれだけ素敵な台詞でも、
どれだけ素敵な歌でも、
壊さないように、大事に箱に入れておいたつもりでも、
そのままの形を取ってはおけないものなんだ。



でも、その受け取った瞬間の、心が動いたあの「感覚」は、
自分のあらゆるパーツが、ずっと覚えている。
記憶のずっと奥深いところに、大事に取ってある。
それは、一生の宝物で、忘れたりしない。



日常に流されて、どんどん気持ちが閉塞していっても、
その歌を聴いた瞬間に、その感覚が引っ張り出されることがある。
人の五感は繋がっているから、
ただ、耳から入ってきた音だけで、
あの時の匂い、あの時の温度、あの時の味までもが、蘇ってくる。





理想と現実の狭間でもがき苦しむ日々。
誰も、僕を、責めたり、出来はしない、と、
「眠れぬ夜」を過ごす日々。
繰り返す日々。



強く。
強く。
強く。



雑草のようにたくましく。



Image085.jpg

そこで種が芽を出したことは、
生きていけるという審判を受けたということ。
全ての生物には、生かされていることには意味があるのだから。

スピーチ・バルーン [mind]

言いそびれて 白抜きの言葉が 風に舞うよ
音のない スクリーンだけを眺めてるように



「スピーチ・バルーン」大滝詠一(1981.3)(アルバム「A LONG VACATION」)
作詞:松本隆、作曲:大瀧詠一




Image087.jpg

10月8日木曜日 台風一過の空。





はじめまして。
チハルです。
今日からここでブログを始めてみようと思います。
どうぞよろしくお願いします。



このブログのタイトルは「speech balloon」としました。
「スピーチ・バルーン」とは、漫画で使われる「吹出し」のこと。
大好きな松本隆さんの書いた大滝詠一さんの曲のタイトルでもあります。



喋る言葉には見えるカタチがないのだけれど、
そこにちゃんと存在していることが暗黙の了解で、
それをもしも目に見える形として表すとしたならば、
あの漫画の吹出しのように口から出たものが、
風船のようにフワフワと舞い上がってゆく感じ。



この言葉を考えた人はすごいなぁ、と感心してみたりして。



口から出た吹出しは、空中に舞い上がり、目的の場所へと飛んでゆく。
言葉にならなかった白抜きのスピーチバルーンもまた、宙を漂う。
気に入った台詞は、カタチにしてそこにとどめておきたいけれど、
バルーンは、やがて、しぼんで、無くなってしまうもの。
言葉はその時に必要なもので、
大事に取っておいても、その形は変わってしまうのかもしれない。



だから、ここで喋ることは、その時に喋りたいと思ったこと。
肩肘張らず、思うままに綴ってゆく日記にしたいと思っています。



どんな色の風船が飛ばせるかはわかりませんが、
マイペースに飛ばしてゆけたら、と思っています。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。